恋愛&結婚

あなたは大丈夫?結婚できない女の特徴や考え方

結婚できない女(ここではヒガ美と呼ぶことにします)ヒガ美は40代の女性です。まだ一度も結婚したことがありません。

結婚できないのか、しないのか、したくないのか、したいと思っているのか、ずーっと考え続けて結局どうしていいのか、どうしたいのかがわからなくなっています。

ヒガ美には結婚スキルは当然のようにありません。ヒガ美の友人も未婚の子が多いのです。結婚して子どもを持った友人は自然と会わなくなってしまったので、結果として周りには未婚の友人が集まっています。

そして友人もまた、結婚したいのか、したくないのか、しないのか、できないのかわからなくなっています。そう、ヒガ美とそのお友達は結婚難民なんです。

若い頃にはあった結婚への憧れ

結婚する男女

そんな結婚難民化しているヒガ美達ですが、若いころ、いやもうちょっとさかのぼって、子どものころは、『大人になったら当然結婚ってするもの』だと思っていました。

遅くても25歳くらいまでには普通に結婚して、女性ですから当たり前に妊娠出産を経験し、子どもは2人くらい、郊外の一軒家で家族4人幸せに暮らすんだろうなあと漠然とヒガ美は思っていました。

ごく自然にそれは当たり前なことだと思っていました。何の疑いもなく。

年頃になって、恋愛をして彼氏ができると、ヒガ美は実際に彼氏を通しての結婚を想像するようになり、子どものころは当たり前にすると思っていた結婚が、だんだん願望へと変化してきました。

初めてお付き合いした彼氏とすんなり結婚できればよかったものの、恋愛スキルの乏しいヒガ美は、付き合っては別れ、付き合っては別れを繰り返し、だんだん男女の関係は一筋縄ではいかないことを経験していくのです。

それでもヒガ美は、いつかは結婚できると思っていました。付き合う彼氏との「この人と結婚したら」を想像し、ムフフと妄想するのです。それはそれはヒガ美にとっては幸せな時間でした。

ヒガ美「あれ?私って結婚するスキルがないのかも?」

結婚指輪を並べた様子

ヒガ美の友達や会社の同僚がどんどん結婚していく中で、付き合う彼氏、付き合う彼氏と、ことごとく結婚できないという結果が増えてくるヒガ美。すると、ヒガ美は「あれ?私って結婚できないかも?」とちょっと焦ってきます。

そこでヒガ美は結婚できない理由を考えてみるわけです。「仕事が忙しいから」「女性だってキャリアアップを目指したい!」「海外留学したい!」というように。

でもこれは本当にそうは思ってない。ヒガ美にとっては結婚できないことを正当化するための言い訳。

そう言うとちょっとかっこいいかなって、みじめな見栄を張ってしまうのがヒガ美の特徴です。

この頃からヒガ美は同じような友達と、うだうだ結婚しない(できない)言い訳を並べ立てるようになりました。そして仕舞には、男が悪い!世の中が悪い!と毎週末深酒をしてしまうのです。

ヒガ美は恋愛や結婚するためのスキルが低いので、そのうち恋愛も面倒くさくなってきていました。なんせ「男が悪い!」と管を巻くようになってきているのだから、なんで無理して好きでもないやつと付き合わなきゃなんないんだ!ってどんどん自分本位になっていくヒガ美。

同じような不満をぶちまける友達とつるんでいるほうが安心だし、心地よくなってきてしまったのです。

ヒガ美は恋愛もできなくなっているのだから、結婚なんて遥か遠く、手の届かないところに行ってしまいました。

気づけばもうヒガ美は30代後半。いい男はすでに抜け目のない姑息な女に取られて子どもまで作っている始末。恋愛スキルの低いヒガ美はもう手遅れです。

恋愛にも結婚にも向き不向きがあると嘆くヒガ美

結婚に悩む女性

ヒガ美は30代の頃に、恋愛は誰でもみんなが上手にできるわけではなく、向き不向きがあるんだと決めつけていました。ヒガ美は器用に恋愛ができない、スキルがないと諦めてしまいます。好きか嫌いか。その中間で楽しめないんです。

振り返るとヒガ美の恋愛は好きという気持ちや充実感が100でなければ始まりませんでした。永遠に100をキープすることは不可能です。

あとはどんどん落ちていくだけの減点方式の恋愛がヒガ美の恋愛でした。30や20まで落ちると別れることだけを考えてしまう。ヒガ美はつまらない女性なんです。はい。

結婚はきっと好きな気持ちや充実感が40や30、20の毎日の積み重ねだとヒガ美は考えていました。

それが60になったり、80になったり、また20に落ちたり。果たしてその生活がヒガ美にできるだろうか。そう考えると結婚ってしなくちゃいけないことなのだろうかと消極的になるヒガ美。

もちろん、好きな人ができて、この人と一緒に暮らしたい、この人の子どもが欲しい、と思うのであれば結婚すればいいし、たぶんするだろう。ただ、ヒガ美にはそんな人ができないのだからしかたない。


今、ヒガ美は一人暮らしで実に快適な毎日を過ごしています。今のヒガ美の充実度が100だとするならば、ヒガ美はぜひともこの100を死守したい。

ただ、今が100だと思っている時点で、ヒガ美は結婚に不向きなんだなあと、ヒガ美自身が実感してしまってるわけです。

結婚しないという選択

女性として妊娠、出産を経験しておきたかったという後悔が多少あるヒガ美。

子孫を残せなかった少しの罪悪感は、まあ、それはもし来世があるのなら、そのとき果たすとして、結婚しないという選択をすることは、何もそんなに卑屈にならなくてもよいのではないかとヒガ美は思うのです。

ただ、今のヒガ美はこう考えます。私には結婚のスキルもないし、結婚できないんだと卑下するのではなく、するかもしれないし、しないかもしれないし、でもそれは今ではない、くらいのフラットな感覚。できないんだと思い込む必要もないし、しないと決める必要もない。もちろんしなくちゃいけないと焦る必要もない。

40代、50代になっても、こんなフラットな感覚でもっと自由に生きていけたらいいなと、日々ヒガ美はお気楽に生きているのであります。


いかがでしたか?

ヒガ美に対して共感できる部分はありませんでしたか?もしあるとしたら、あなたもヒガ美のような考え方が少なからずあるということです。

もし、あなたが本当に結婚したいと考えているのであれば、ヒガ美のようになんでもかんでも「僻んでしまう」考え方はやめた方がいいでしょう。そうなると、ヒガ美のように、本当に結婚できなくなってしまいますよ。

なぜなら、ヒガ美は本当に実在する人の話なのですから。