米ぬかというと、ぬか漬けを思い浮かべる人も多いと思います。
ですが、実は他にも様々な使い道があるのを知っていますか?
例えば江戸時代から、米ぬかは洗顔やパックに使われてきました。
つまり、美容のために利用できるのです。
こうした、米ぬかの様々な活用方法をご紹介していきます。
米ぬかについて

米ぬかは玄米を精製して白米にする時に、不要なものとして出てきた皮や胚芽です。
この米ぬかには、更年期障害の症状の緩和に役立つフェルラ酸や、「y-オリザノール」などが含まれています。
また、米ぬかには赤糠、中糠、白糠、特白糠の4種類があり、赤より白いぬかの方が多くでんぷんを含んでいます。
馴染みのあるぬか漬けに使われているのが赤糠で、1番臭みのない白糠が化粧品として利用されているのです。
米ぬかパック

米ぬかパックは、経済的で手軽なのでぜひお試し下さい!
ここでは米ぬかパックの作り方と、その利用方法についてご紹介します。
米ぬかと小麦粉の比率は、3:1の割合が基本です。
好みに応じて調節してみるといいですよ。
- 米ぬか大さじ1杯に、小麦粉小さじ1杯を混ぜます。
- 水を少しづつ加えながら、塗りやすい柔らかさになるまで混ぜます。
次にパックの仕方についてご紹介します。
毎日すると栄養過多になるため、1週間に2~3回で十分です。
- メイクを落とし、洗顔する。
- 作った米ぬかパックを顔全体に塗る。
- 5分ほど置いて、洗い流す。
米ぬかパックにはいくつかの注意点がありますので、必ず守るようにして下さい。
- パックを行う前に、腕の内側などでパッチテストを行う。
- 長時間パックをしない。5分を守る。
- 農薬を使っていない米ぬかを使う。
- 作ったパックは1回で使い切る。
- お肌に合わない時はすぐにやめる。
米ぬかを食べてみる!

実は、米ぬかは食事に取り入れることもできます。
しかもダイエット効果があります。
ただし食べ過ぎは下痢やミネラル不足になるため、1日大さじ2杯を目安としてくださいね。
米ぬかを手に入れたら、煮沸消毒した保存容器を準備し、油を引かないでフライパンで米ぬかを乾煎りして水分を飛ばします。
水分を飛ばして冷ました米ぬかを、煮沸消毒した保存容器に入れて保存します。
冷蔵での保存期間は2週間、冷凍の場合は2ヶ月くらいもつため、小分けしておくと便利です。
納豆に入れたり、ハンバーグのタネに混ぜ込むと、米ぬかの臭いが気にならなくなりますよ。
また、米ぬかに含まれるフィチン酸は摂り過ぎるとミネラル不足を招くため、ミネラルを豊富に含む海藻類、キノコ類、魚介類や納豆などを一緒に摂って下さい!
美容にも、そして食べることにも使える米ぬか。
捨てないで、利用しやすい方法で積極的に使ってみましょう!